2010年5月5日水曜日

解体



久しぶりに帰郷すると、生まれてから小学校2年まで住んだ社宅が解体中でした。



なんともあっけない。40~50年近く前から建っていたようです。整備して、宅地にするみたいです。

最近テレビで今更ながらに「廃墟ブーム」なんてやってましたが、廃れた炭鉱や工場跡を近代化産業遺産として保護し、観光地化の動きが盛り上がっているという話でした。皮肉なもので、私たちが開発、建築した炭鉱や関連施設を、諸事情があるのは重々分かりますが、打ち捨て、最近まで放置し続けたものを、今度は守ろう、大事にしよう!というのも、すっきり納得のいかない話ではあるなと・・・。ある時から時間が止まり続けた廃墟には、価値が再び見出され大事にされ、日本全国にたくさんある高度経済成長期につくられた社宅などは、物珍しいものではないので、ぺしゃりというのも、いろいろと仕方がないですが、どうなんでしょうかね。


それから、もうひとつ、昔住んでたとこのすぐ近く。上の写真の奥の空き地(丸っこい木のむこう)は、20年くらい前まで社宅が建ってました。それからずっと空き地です。企業が手放さなかったのか、何か理由があるのか分かりませんが、ずっと空き地です。どんどん老朽化した社宅を潰し、とても広い空き地がどんどん増えるというのも、地方ではよくある光景なんでしょうか?4年後までに右側に広がる社宅群も現在改修中の二棟を除いてぺしゃりです。全部が全部味気ない住宅地になってもねぇという感もあります。

地方の問題?活力がない?地域格差?考えるきっかけにはなりますが、考えている間にどんどん現状も変わっています。しかも、何が良くて、何が悪いのか、果たして、現状が言うほど問題を抱えていたりするのか?たまには、勉強してみようかなと思いました。

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