2009年2月24日火曜日

卒業設計の講評会

昨日のことになりますが、卒業設計の講評会がありました。

4年生の後輩の力作が並び、他大学の学生もたくさん見学に来ていました。ぼくたちM2の時までは写真のように多くの人の前で先生方に投票されて、批評されたり、議論する場は無く、ポスタセッション形式のプレゼンのみだったので、後輩たちがうらやましいです。

ぼく個人の感想ですが、今年の卒計の印象としては、全体的なレベルは一年ごとに上がってるなぁという印象です。ビジュアル的にもみんなきれいになってます。ただ、ずば抜けた作品や個性丸出しといった泥臭い作品は見られなかったとも言えます。

それから4年生が3年のときの設計演習で前期と後期で一課題ずつTAとして見てるので、成長した人、未だにいろいろ引きずってる人、どこか様子のおかしい人・・・いろいろいてそのへんもおもしろかったです。

自分たちも二年前は同じような状況におかれていたのですが、4月からはもうそれぞれ就職し、実際に仮想のプロジェクトばかりだけでなく実施を踏まえた設計も手がけていくのだと考えると、時間の経過を早くも思い、ようやくだとも思い・・・。卒計期間中には凄まじいほどのエネルギーの漏電をいとわずに没頭する、“青さ”みたいなのを思い出すと、むず痒くなるというか、違和感にも似たちょっと気持ち悪い感じがしました。

自分の中でも卒計で考えたこと、やったことは確実に今の自分の趣味嗜好にかなり影響を与えていて、「卒計のおかげで」出会ったもの、こと、人も多く、確実にターニングポイントになっていると思います。4年生の皆さんのこれかれが楽しみです。

ちなみにしばらくの間、作品は製図室に展示されます。もしお近くにお寄りの際は平日は見学可能なので是非見学にいらっしゃって下さい。但し明日25日は一日中、明後日26日は午前中、建築棟が前期入試の会場になっているため校舎が受験生及び関係者以外には閉鎖されますのでお気をつけて。

2009年2月22日日曜日

けんちくのはなしのはなし


先日「けんちくのはなし」に伺いました。

福岡でご活躍される建築家のみなさんのプレゼンテーションと議論される姿を見ながら、「うぅ早く自分も同じ舞台に立ちたい」とわくわくしながら見させていただきました。今後も毎月一回開催されて、若手建築家の方のプレゼンテーションをもとに議論をする機会になるみたいです。今回はリズムデザインの井出健一郎さん、設計機構ワークスの坂口舞さん、斉藤建築事務所の斉藤昌平さんのプレゼンでした。

次回が楽しみです。

2009年2月17日火曜日

しゅ〜りょ〜!!!


今日修士論文の公聴会でした。

一応ここをクリアしたことで、あとは卒業を残すのみといった感じです。
あと残り少なくなった学生生活を楽しもうと思います。

2009年2月3日火曜日

タイムマシン


ブログ私物化です。

アニリール・セルカンという人をご存知でしょうか?

1973 ドイツのケルン生まれ。国籍はトルコ。
1995 イリノイ工科大学(ITT)建築学科卒業。
1997 プリンストン大学数学部講師に就任。
1998 長野オリンピックで、トルコスキーチームのスーパーバイザーとして初来日。
1999 バウハウス大学エンジニアリング学部建築学科修士課程修了。
  (学位論文:情報化社会における建築)
2001 NASAジョンソン宇宙センターで宇宙飛行士プログラム修了。
    NASA宇宙空間居住工学研究会メンバー。
2003 東京大学大学院工学系研究科 建築学専攻 博士課程を修了。
  (学位論文:宇宙空間での長期居住を可能にする軌道上施設に関する研究)
    日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙構造・材料研究系講師。
2004 トルコ人初のNASA宇宙飛行士候補に選ばれる(現在も訓練継続中)。
     Marquis Who's Who世界歴代人物リファレンスブック 科学者部門に記載される。
2005 ケンブリッジ大学物理学部 特別科学賞 受賞。
     America Medal of Honor(アメリカ名誉賞)受賞。
2006 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻助教。
    エール大学スクールオブアーキテクチャー 客員教授
2007 宇宙エレベーター科学者の夢見る未来の監修。
     東京理科大学非常勤講師
2008 RD潜脳調査室未来の世界観設定協力。
   筑波大学非常勤講師。
   ローマ大学客員教授。
   ナポリ大学客員教授。
(Wikipediaより)という経歴の人です・・・。

こんな多才な人が本当にいるもんだと驚かされますが、この人が学生時代の体験をもとに書いた『タイムマシン』という本があります。内容はタイトルどおりタイムマシンのおはなしです。セルカン少年と12人の友達が中心となって物語は進行します。

児童書なのですぐ読めます。是非読んでみて下さい。おもしろいし、感動するし、いろいろと考えさせられるし、装丁はかわいいし。電車の中で読んでると文字が大きく、漢字にルビがふってあるのでちょっと恥ずかしいかもしれないですが。

是非読んでみて下さい。イイっすよ、これ。