2008年11月27日木曜日

連戦連敗

大学入りたての頃に安藤さんがそんな題名の著作を発表していましたが、、、

またも、コンペに(ぶっちぎりで)負けました。
(手伝ってくれた二人、本当に申し訳ないです…)

敗退を知った日、
寝れなかったり、夢に出てきたり、皆それぞれ悔しかったようです。

今回、コンペに参加することになったきっかけは、設計機構ワークスの坂口さんのお誘いだったんですが、(いつもお世話になります)
設備や構造など専門の方と協同で作業を進める貴重な経験が得られたことが何よりもの収穫でした。
関係者の皆様、有難うございました。

作業を通して思ったのは、会話の重要性、もしくは議論の質。
プロの方の意見は明確。できるできない。いいわるい。
はっきり意見を言い合うのは、学生同士だとなかなか難しい。つい感情的になってしまうので。
はっきりとした議論は、いいものを作りたいっていう気持ちのあらわれ。
だから個人的には出来るよう目指したい。
決して批判とか非難ではなく。何に可能性があり、何ができるのか。これは何なのか。

12月7日には、宇城市豊野公民館で公開2次審査があり、その次の日はクック来熊です。
勉強、勉強・・・

2008年11月6日木曜日

「ぶっちぎりで勝とう!ぶっちぎりで勝とう!」


先日陣内先生のレクチャーの後食事会で、先生方が「磯崎新の『都庁』戦後日本最大のコンペ」(平松剛著/文芸春秋社)おもしろかった。あれはおもしろかったと。話されていたので,読んでみました。


いやぁ〜。おもしろかった。

筆者の平松さんは10年近く取材・執筆にかけられたそうで、現在新宿に建つ都庁舎の指名コンペの応募者に選ばれてから、応募するまでの「ぶっちぎりで勝とう!ぶっちぎりで勝とう!」と連呼する建築界の天皇丹下健三と腰痛に腹痛に・・・悩まされる磯崎新の対決構図で描かれる話。

丹下事務所の古市徹雄さん、磯崎アトリエの渡辺真理さん、青木淳さんなど現在独立され、時代の先端を走る方々の当時の、エピソードを挟みながらそれぞれの親分達を描いてあったり、当時の日本のトップの事務所の内情を垣間見ることもでき、読者もいろんな視点から読める本でした。

もし良ければ読んでみて下さい。